少女☆歌劇 レヴュースタァライト 散考-きらめきのシステムについて-
※少女☆歌劇 レヴュースタァライトのネタバレを多分に含んでいます まだ見てないならDアニメかバンダイチャンネルでさっさと見てきて下さい
— 矢上はやて (@ishtarmk2) 2018年12月29日
レヴュースタァライト、自明に考えるな感じろタイプのアニメなんですがどうしても引っかかる点があるんですよ。
「何故再演によって神楽ひかりが聖翔音楽学園に召集されたのか」その一点が。 ちょっと考えてみたところその答えは案外スッと出てきたんですが副産物的に「きらめき」というシステムがちょっと見えてきた気がします。
↑のツイートがIQ1なりに考えたことの全てなんですがこれで伝わるはずが無いので文章化していきます。
なぜ神楽ひかりが招集されたのか
早速先述の疑問への解が出てきてしまうんですがこれはまあ「聖翔音楽学園99期生全員分のきらめきでは運命の舞台に必要なきらめきを賄いきれなくなったからその補充要員として」だと思っています。 などと言うと「時間ループしてるんだからきらめきも元に戻るんじゃないの?」という反論が生じてくることが予想できます。そこできらめきに関する因果律に考えを巡らせてみましょう。
「きらめき」の因果律と時間軸
「因果律」という名詞の定義がめんどくさいのでここでは「全ての事象には原因が存在する」ことを「広義の因果律」、「全ての事象には原因が存在し、その原因は全て事象より過去に存在する」というのを「狭義の因果律」と呼ぶことにします。物理学的な波動関数どうこうは知らん。
我々、或いは大場なな以外の舞台少女のように時間遡行を認識できない場合、その主観時間軸においては狭義の因果律が任意の物理現象に適用できます(たぶん、少なくともマクロレベルでは)。
先述の「再演によって時間がループしているはずなのに何故きらめきが足りなくなるのか?」という疑問は狭義の因果律に矛盾が生じる(広義の因果律は成立している)ために発生します。
そこで別な時間軸としてそれぞれの再演が1回目から順に直列に並んだ時間軸を考えます。要は大場ななの目線です。
n回目の再演に対してループ後のn+1回目の再演が時間軸として続いていると捉えれば、再演ごとに舞台少女のきらめきの総量が減っていても狭義の因果律が成立していることになります。
「きらめき」のサイクル
キリンはきらめきを燃焼させてどうこうみたいな話をしていました。つまるところ運命の舞台というのは一種の熱機関のようなものだと考えます。再演によるきらめきのサイクルと熱機関との相似を考えると、熱効率への相似としてきらめきについても効率を考えられるのではないでしょうか。
端的に言うと熱機関を効率100%に到達させるのは不可能であり、きらめきについても同じことが言えると仮定すれば再演の度にきらめきの損失が発生していると考えられます。損失分はタキオンにでもなったんじゃないですか(適当)
1次関数状に減っていくのか指数関数状に減っていくのかは知りませんが8人(当時7人?)のレヴュー参加者のきらめきで再演のプロセスを実行できないレベルまで減衰した段階で先ほども述べたキリンが「やっべきらめき足りねえ、なんかきらめき余ってるしこいつ呼んだろ」っつって神楽ひかりを招集したのでしょう。
キリンの主観時間は?
レヴューを取り仕切っていたのはキリンに間違いないんですが、キリンは7話で「何回目なのかは知りませんが」みたいなことを言っており、大場ななが何回再演を行ったか把握していません。単に数え切れなくなっただけという捉え方もできますがキリンの主観時間はどうなっているのか・・・?きらめきの観測を行える上位存在がいる・・・?
まとめ
- 大場ななの主観時間においてはきらめきについて因果律が成立する
- 再演におけるきらめきのサイクルは熱機関と相似でき、効率が100%にならないため散逸していく
- 結果的に散逸したきらめきを補充するために神楽ひかりが聖翔音楽学園に召集された
- キリン、コレガワカラナイ
そういやまどマギも似たようなことやってたような気がする
さいごに
空想科学読本のなり損ないみたいなものなので話半分程度に受け取ってもらえれば十分です。あと何か科学的に間違ってたらコメントかtwitterで教えて下さい